今回は、第二弾という事で前回と同じ様に100均のコレクションボックスを使って、お金も時間も掛からず、手軽にミニジオラマを作ってみたいと思います。
ジオラマ制作の前に、今回使用する物と新たに購入した物の一覧リストを載せておきます。
今回購入した物
メーカー | 商品名 | 価格 |
TOMYTEC | 駅(仮乗降場) | 1,500円(税別) |
TOMYTEC | 情景コレクション
ザ・人間115 撮る人々 |
780円(税別) |
ダイソー | コレクションボックス
アーチワイドL型 |
400円(税別) |
Seria(セリア) | 木目調シート
Natural Wood |
100円(税別) |
合計 | 2,780円(税別) |
今回使用する物
模型店
メーカー | 商品名 |
TOMIX | レール S280 |
TOMIX | バラスト ブラウン |
TOMIX | カラーパウダー 4種 |
TOMIX | フォーリッジ 3種 |
KATO | ターフ 3種 |
KATO | 桜の木 |
GSIクレオス(旧グンゼ産業) | Mr.COLOR 131 赤褐色 |
GSIクレオス(旧グンゼ産業) | Mr.COLOR ウスメ液 |
TAMIYA | 情景テクスチャーペイント |
TAMIYA | プラ板 |
100均
コルクボード | |
木工用ボンド | |
アクリル絵の具 | |
綿棒 |
以上まとめてみました。
車両展示用ミニジオラマを作ろう【仮乗降場編】
仮乗降場とは駅を造るほどの場所ではないが、駅間があり比較的利用者もある集落などに仮に設置されたものである。
仮乗降場は、駅に比べて資金も安く、低予算で造ることが出来ました。
思いの景色をジオラマにして、車両を展示しよう
私自身子供のころから鉄道が好きでよく友人と鉄道写真を撮りに行っていました。
そんな昔を思い出しながら鉄道写真を撮る人(撮り鉄)を置いてみました。
生活空間に溶け込むサイズで制作
フル編成が走るレイアウトが欲しいのですが、私の今の住宅事情から考えると600X450mm位の小さなレイアウトも置くことも出来ません。
今は、コレクションボックスにジオラマを作りお気に入りの車両を展示しています。
夢はフル編成が走るレイアウトでお気に入りの車両を走らせ、それを眺めながら晩酌したいです。
テーマに合ったキット選び
◆初心者はパーツが少ないキットがおすすめ
今回のメインになるキットでTOMYTECから発売されている駅(仮乗降場)です。
数種類のパーツを組み立てます、セメダインが必要ですが塗装済みで初心者でも簡単に組み立てられます。
のんびり組み立てて小一時間でできました。
◆塗装が苦手なら塗装済みキットがおすすめ
塗装済みキットを組み立てたところです。
①プランニング
まず大体のイメージを下書きします。
今回は仮乗降場と桜をメインに、コレクションボックスに制作するのをイメージしてメモしました。
②ボードや材料を用意する
今回も展示台で埃から守りたいので、100均のコレクションボックス(100均なのに400円します)を買ってきました。
ジオラマの土台はコルクボードです。
③建物などの配置の検討
ボードや建物などの材料が用意できたら、ボード上にプランに従ってレールとアイテムを仮配置してみます。
次にマジックなどでボード上に輪郭を書き写します。
④レール仮設
◆レールはTOMIXの旧製品を使用
ローカル線をイメージして制作するのでTOMIXの旧製品である道床つきレールを使用します。
両側に茶色のバラストを撒いて、レールの間にも少し撒くだけで、ローカル線っぽくなります。
長さは280(車両2両分の長さ)を使っています。
今でも模型店などの中古コーナーで、50円くらいで売っていると思います。
◆レールを塗装する
鉄製のレールはすぐに錆びます。これはローカル線に限ったことではありません。
レール上面は常に車両の車輪と触れているため輝いていますが、車輪と触れない側面は茶色に錆びているのです。
エアブラシなどで塗装する方法もありますが、ジオラマ用に1本だけなので筆塗りします。
使用する塗料は「Mr.COLOR 131 赤褐色」で、レールのサビ表現にオススメです。
細い筆で、左右のレールの両面、合計4面を塗ればできあがり。この時、レール上面に塗料が付いてもあとで落としますので大丈夫です。
また、枕木に塗料が付いても気にせず豪快に塗ってしまいましょう。
レール上面の塗料を落とし、車両が走っているようにします。
Mr.COLORのウスメ液を綿棒につけてレール上面を擦れば、塗料はきれいに落とせます。
⑤レールの固定
レールをベースに固定する。
塗装したレールが乾いたら、ベースに固定します。
レールを木工用ボンドで固定します。乾くまで本などを重しにしておくと良いでしょう。
木工用ボンドは速乾で乾燥が早いですが、30分程度は放置しておきます。
⑥情景の作り込み
建物などを配置し、街や地面などの情景作りをしていきます。
◆大まかな地面を作る
タミヤから発売されている情景テクスチャーペイント。
情景作品のベースとなる土の表現に最適です。
ペースト状の水性塗料で、厚く盛り付けたり乾燥前なら表面に凹凸をつけることも出来ます。
乾燥時間は4~5時間です。
油絵で使うペインティングナイフで塗ると良いと思います。
私は持っていないので100均のバターナイフを使ってみました。
先端が丸いので隅の方が塗りにくいです。
◆ストラクチャー設置
仮乗降場を木工用ボンドを使って接着します。
100均で売っている木目調シートを使い踏切を作ります。
木目調シートをプラ板に貼ります。
プラ板を切るのはPカッターを使うと便利です。
Pカッターとはプラ板をカットするための専用カッターです。 Pカッターの先端は下の写真のようなカギ型になっていてプラ板に溝を掘るようになっています。
切断したプラ板に木目調シートを貼るとこんな感じです、木目調シートはシールになっているので簡単に貼ることが出来ます。
木目調シートだけでは隙間があいてしまうので木かるねんどで地面を作ります。
◆地面の色を塗る
地面をアクリル絵の具で塗装します。
木かるねんどで作った地面をアクリル絵の具の茶色で塗ります。
◆バラストを撒く
TOMIXから発売されている茶色のバラストを使用します。
バラストを撒いたら筆などを使って整えます。
ボンド水とは木工用ボンドと水を1:1で割り、そこに中性洗剤を数滴垂らした物です。
ボンド水を作る時、水が多すぎると固まりにくくなります。
また、水が少なすぎるとうまくスポイトで吸い上げられません。
霧吹きでバラストを湿らせます。
こうすると、次にボンド水をスポイトで垂らした時にバラストに浸透してダマになりません。
スポイトでボンド水を垂らします。
霧吹きでバラストを湿らせてからボンド水を垂らします。(こうするとバラストがダマになりません。)
◆カラーパウダーを撒く
地面に少し濃いめのボンド水を塗ります。そこに好みの色のカラーパウダーを撒きます。
その時、茶こしなどを使うと綺麗に出来ます。
バラストの時と同じように霧吹きでカラーパウダーを湿らせてからボンド水を垂らします。
◆ターフで草地を作る
カラーパウダーと同じように地面にボンド水を塗ります。
そこに好みの色のターフを撒きます。
乾いたらターフの上からボンド水を浸み込ませます。
ターフとはスポンジを細かい粒状にした物で、草地や地面表現するのに使います。
◆フォーリッジで樹木を作る
小さくちぎったフォーリッジを木工用ボンドに載せていきます。
フォーリッジとは細かいスポンジに着色をしたレイアウト素材で線路脇や道路脇にある植込み、樹木などの表現に使われます。
ボンドが乾いたらフォーリッジの上からボンド水を浸み込ませます。
◆樹木を植える
好きな樹木を植えます。
KATOから発売されている桜の木を使用します。
桜の木に直接木工用ボンドを塗り、桜の木と地面の境目が不自然なのでカラーパウダーを撒いて境目をぼかします。
みにくいですが、境目をぼかした写真です。
◆人形の設置
人形を設置します。
今回はカメラを構えて鉄道写真を撮る人(撮り鉄)を置いてみました。
今回はこれで完成です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
初心者にもわかりやすい様に作成しましたが伝わりましたでしょうか?
という私も初心者と変わらなく皆さんと一緒に上達していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
次回以降もコレクションボックスに展示用ジオラマを作っていきたいと思います。